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Since.2005.09.15

文・写真<Joji IKeda>
愛読紙「南日本新聞」にて、映画「海猿2」の一般エキストラ募集の告知を知った私は、さっそくインターネット「みんなのかごしま」より申し込んでみました。ちょうどドラマを見ていて、海猿ファンになったばかり。先日枕崎で「男たちの大和」のロケがあったのですが、見られずに悔しい思いをした私にとってはまさに渡りに船!ぜひとも参加して、映画製作の空気を味わいたいものです・・・。
2005.09.10「鴨池港突堤先端」→
 ◎ロケに参加するまで・・・
ホームページから、9/10・11・14の参加可能日で登録。
後日参加日程確認の電話あり。
前日09:30に参加確認の電話あり。参加者の「あ行」から順に電話をかけた模様(笑)。服装は初夏の装いで、極力手ぶら、日差し対策を充分にとって、当日朝8時に鹿児島中央駅か鹿児島市役所前に集合、バスに乗車すること。



←2005.09.10「鴨池港突堤根元よりフェリーターミナル方面」
◎2005.09.10(土):ロケ参加初日、天候:快晴→曇り
08:00:鹿児島中央駅西口、薩摩切子モニュメント前の集合場所に到着。貸切の市営バス2台はすでに満杯で、ほどなく第一陣が出発。乗り切れなかった我々は往復してくるバスを待つ。

09:00:ようやくバスが到着し出発。行き先は九州電力鹿児島支店向かいの駐車場。受付で参加者名簿との照会後、明日の参加可否で色の違う入場パスを渡され、撮影現場に誘導される。

09:30:出演者の撮影禁止や携帯電話の電源オフ等注意事項を説明され、250ccのペットボトルお茶を配られる。飲み終えたらコップとして再利用し、随時麦茶かスポーツドリンクを補給できるとのこと。

10:00:待機テントに誘導され、助監督さんより今日の撮影内容説明と、配役が決定される。一般エキストラの役柄は被救助者(桟橋組)・野次馬(堤防組)が大半で、私の所属する一群は野次馬として100名ほど堤防に誘導される。うわさによると昨日の撮影で、隊長役の俳優I氏が出番だったらしい。撮影の合間にカメラスタッフがルアーで釣りを楽しむのがスゴイ!


↑超豪華!そば弁当
11:00:堤防組の撮影開始。沖でフェリーが爆発したり、沈没しそうになったりするシーンを見に行く野次馬役。ほとんど地のままなので全く抵抗がない役柄だが、もちろん状況説明や驚き方など若干の演技指導もあり!ただ桟橋組の一部は救命胴衣を着せられて巡視船に搭乗、海上での撮影だったので大変うらやましい。今日は俳優とのカラミなし、目撃談もナシ。公式ホームページの情報では、加藤あいさんの撮影が今日の解散後東急ホテル?の屋上で行われたみたいだ。

13:30:ようやく昼食。今日は前日に連絡がない方も150人ほど現場に直接駆けつけたらしく、その方々を含む緑色のパスを持つエキストラは、昼食を配る前に解散。私達正規の?エキストラは、500ccのお茶と千円程度はしそうな豪華な弁当を配られる。ちなみに中身は助六寿司、天ぷら、ざるそば、焼き魚、焼肉など。

14:30:再びテントに集められ、説明は何と、本日はこれで解散とのこと!いろいろ撮影条件が合わず、先の台風14号のおかげで製作スケジュールが大幅に変更になったためとの説明。想定より潮の流れが速く、沈没フェリー「くろーばー号」に見立てた台船の位置が頻繁に変わったりといろいろ大変だったみたい。記念品として海猿特製シャープペンをゲット!再びバスに乗車し、帰宅は15:30。真っ赤に日焼けし、1時間ほど爆睡!今日は予報の悪天候を信じて帽子を持たず、タオル1枚でしのいだため日焼けによる疲れが大きかったかも。妻にきゅうりパックを教えてもらい貼ってもらったところ、ひんやりして大変気持ちよかったです。ただ追い込みの仕事が残っていたので、きゅうり貼ったままパソコンに向かうこと数時間でした。
◎2005.09.11(日):ロケ参加二日目午前中、天候:快晴
07:00:本日は30分前集合で各地のバスもあったが、私は鹿児島県庁にバイクをとめて現地集合。到着と同時に一旦集められ、「前日に連絡のなかった方は名簿に載せていないので、名簿にない方はこのまま帰っていただきます」と説明され絶句!せっかく早起きしたのに・・・と緊張して名簿照会を待つと、しっかり掲載!何の事はない、昨日の参加者&登録者は無条件で参加が決まっていたみたい。それでも何名か抗議したりして、止む無く帰られる方々には大変気の毒でした。募集・選考過程にはいろいろと問題があったらしく、掲示板で散々指摘されていたので、我々は運がよかったとしか言いようがない。しいて言えば、あらかじめ多くの日程での参加可能を伝えていた方、成人男性は採用確率が高かったみたい。
07:30:昨日と同じ誘導、説明を受け、テントに待機。今日こそは俳優とのカラミ、そしてもっと目立つことを目標に、テントの一番奥最前列に陣取る。ほどなく助監督さんの視線がじっと私に集中し、「君ちょっと!」と声をかけられ、そのままマスコミ役へ大抜擢!かつてはマスコミ志望だった私をしっかり見抜いてくれた助監さんに感謝。その前に私の格好が確かにカメラマン風だったのもあるのですがね。その後助監さんが笑いながら、「さあて、もっと人さらってくるかな〜♪」と言いながら群衆に消えていきましたが、キャスティングご苦労様です・・・。
2005.09.11「カメラマン役の私」→

08:00:まずはテレビカメラクルーの配役が行われ、撮影チーム決定と小道具・腕章の配布。次にハンディカメラの配役、最後にスチールカメラの役が決まりましたが、ここで新たに私が呼ばれ、なんと一番デカいデジタルカメラを担当させてもらえることに!カメラはニコンD2、レンズはニッコール600mmF4(併せて数百万!)。カメラとレンズの長さは50cm以上で、三脚を加えた重さはおそらく20kgはあったかと思います。今日は終日、そいつを運んでうろうろする羽目に・・・。
2005.09.11「小道具と待機位置」→

09:00:演技指導開始。場面はフェリー「くろーばー号」の座礁現場に到着し、スクープを狙うシーン。私は携帯電話で(本社に?)連絡を取りながら必死で撮影するという設定を頂く。消防車・救急車・パトカー・中継車などの車両や台船・巡視船・測量船などの船舶、エキストラの位置決めにじっくり時間をかけ、テストを何度か試みましたが、奄美大島から到着予定の第十管区最大のパトロール船「さつま」到着待ちということで、そのまま休憩状態へ。
10:30:日陰で休んでいると、念願の俳優との遭遇!なんと隊長役のI氏が、シャツに短パン、サンダルのラフな格好で登場!監督と撮影談義を開始しています!今日は出番がなさそうな感じで、水を飲んだり上半身裸で肌を焼いたりリラックスした様子。午前中はエキストラの数も少なかったせいか人だかりができることもなく、違和感のない対面でした。今はI氏と同格の、出演者の一員なんだな〜と実感したのは、勘違いでしょうか?でも実際、そんな雰囲気の漂う現場の空気!理想を高く掲げて作品作りに取り組む、全員の真摯な態度が感じられます。

↑煮物とチキン照り焼き弁当
11:00:このままスタッフ・エキストラ共に昼食へ。本日は3種類から選べる弁当でしたが、内容は昨日より・・・。それでも私が選んだ「煮物とチキン照り焼き弁当」には、煮物が暑さで悪くならないよう保冷材が入っていた配慮には感心。味もグーでした。なお他の2種類は「海猿弁当」という特注だったらしいです。
午前中は撮影皆無だったせいか、食事もそこそこに招集がかかり、午前中に決めた位置へスタンバイ!
◎2005.09.11(日):ロケ参加二日目午後、天候:快晴
12:30:フェリーの爆発に驚き一瞬ひるむものの、マスコミ魂を振り絞ってスクープを狙うという設定で撮影を数カット行ったのち、エキストラがざわざわ騒ぎ始めます。見るとパラソル・マネージャー連れで登場したのは、待ちに待ったナマ「加藤あい」!と、共演のA嬢。A嬢については知らなかったものの、どこからか「★※○□(ドラマ名)の誰々のお姉ちゃん役の人!」というツッコミを入れてくれたので、ほ〜、意外と大物なんだな〜と理解することができました。加藤あいちゃんが入り前にスタッフのあちこちににっこり笑って「よろしくお願いしま〜っす♪」と挨拶する様子が激、萌え〜!!!まさに心臓バクバク状態です。ひょっとして私もスタッフと思われたかしら・・・。 13:00:大物二人を交えた撮影は配置的に私からは若干遠かったものの、それでも5mほど。何度も立場を忘れそうになりましたが、まぁほとんど、彼女の顔ばっかり見てました(笑)。しかも私のブツ(小道具)は12倍レンズを備えた超高性能カメラ!ピントを合わせるとファインダー越しにどアップで目が合います!あぁ・・・。それはともかく、場面は二人を含む被救助者が桟橋から陸地へ誘導されるシーン。スタンバイがかかると一瞬で表情が変わるプロ意識には、背筋が寒くなるほど。総じて俳優さん達は、表情の豊かな方が多かったですね。ナマ声も大変、魅力的。 14:30:俳優陣が去り、疲れもたまって若干集中力が薄れてきた時間帯ですが、今度は共演のA嬢がKTS鹿児島テレビのレポーター役で登場。確かに知らない俳優さんですが、配置は私の1m前!毛穴も見えるほどのニアミスに、思わずファンになってしまいそう。ちなみに待機中の俳優さんは日よけパラソルを備えているのですぐに位置が分かったりしました。撮影シーンは、フェリーの爆発に駆け寄るマスコミ陣。
15:30:アクシデント発生!潮の流れ待ちで休憩中、音声さんの背中で「ポチャリ」と音が。緑色がかった海面を見ると白いものがぐんぐん沈んでいきます。音声さんが私を見て「どうかしましたか?」と聞いてきたので、「何か落ちたみたいですよ〜」と伝えたら、「あれっ、携帯がない!?」・・・ご臨終の模様。鹿児島がブルーな思い出にならなけりゃよいですが。経費で請求しちゃってください。
16:30:監督さんの言い方ですと「お金がいっぱいあるのでヘリによる空撮始めま〜す!」なんですが、とにかくスタッフの方々は愛嬌があってとても面白い!撮影現場が楽しいという意見が多いのもうなずけます。どこからともなく機外にカメラを2台備えたヘリがやってきて、まずは沖合いの巡視船の頭上を旋回して撮影。そのあとで、引き続き救助に向かう巡視船を見守るマスコミ一同というシーンを撮ります。空撮にもかかわらず一発OK!思わず拍手が挙がりましたよ。 18:00:日もだいぶ暮れて、投光機がセッティングされます。本日最後にしてクライマックスの撮影は、最後の潜水士が救助されるシーン。死者ゼロの報告に歓声を上げるマスコミや野次馬を演じます。これで長丁場の撮影がやっと終わるぞ〜!というイメージを意識して、拍手を基本にガッツポーズや歓声を交えて精一杯喜んでみました。2テイクでなんとか完了し、長かった撮影が無事終了!本当にお疲れ様でした。 19:00:入場パスと引き換えに海猿特製携帯ストラップをゲット!毎日記念品が変わるあたりさすが海猿!明日から仕事なので残念ながら参加を更新しませんでしたが、明日を最後にエキストラの総入れ替えが行われるということでした。撮影自体は今年一杯続き、公開は2006年5月6日を予定。それまでにとりあえず前作を見なきゃいかんですね!
おまけ:気付いたこと。
救急車・消防車・パトカーなどの緊急車両は払い下げの車両のようで、ナンバープレートを付け替えて使用。ちゃんとサイレンは点灯します。でもパトカー以外は非番の本職の方たちが実車で応援に来てました。海上保安官は船の乗員以外はほぼエキストラ、レポーターや警察官など衣装がある方もほとんどエキストラです。エキストラとはいえセリフがあったりオーバーアクションを要求されたりは当たり前、ダメ出しもしょっちゅう!本当に「みんな」で作る映画。また違った映画の見方が楽しめるかもしれませんね。ちなみに柵の外で撮影風景を見学していた本物の野次馬の方々も、場面によっては特別招集されたりしてました。監督さんは椅子にふんぞり返っているイメージでしたが、すごく若い羽住監督は一番動き回ってました。お茶目で気さくですが、すごい「夢」を持ってるような印象を持受けました。映画の完成が大変待ち遠しいです!

↑2005.09.13鴨池港より野次馬で見学
2005.09.14鹿児島中央駅前より見学→